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開催報告【地域×学生プロジェクト】「このちいきに住む変わった人達あつまれ」ひとあそび演劇ワークショップ第2回

2025.01.15

  • 活動報告

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10月19日(土)14-16時に大学会館・21世紀懐徳堂スタジオにて、ひとあそび演劇ワークショップ第2回を開催しました!

「このちいきに住む変わった人達あつまれ」ひとあそび演劇ワークショップとは?

 今回も、前回に引き続き、豊中市の庄内地域で活動する「しょうない演劇部」の皆さん(小学生1名、中学生1名、大人5名)をお招きし、本学の学生と一緒に活動しました。

 今回参加してくれた学生さんは、演劇に参加したり観にいったりする経験がほとんどなかったものの、「ひとあそび演劇ワークショップなら自分でも参加できそう!」と思って応募してくれたとのこと。そうなんです、このワークショップは、いわゆる「演劇」をするのではなく、日常からちょっぴり抜け出して、面白い(変わった⁈)人たちと一緒に遊んでみよう!という思いから始まった活動なんです。学生さんの言葉を聞いて、しょうない演劇部の皆さんも「そうそう!」と嬉しそうにうなずいていました。

ワークショップ前半は「イエスレッツ」で盛り上がる

 ワークショップの前半で挑戦したのは「イエスレッツ」というアクティビティです。自分に順番がまわってきたら、みんなでやってみたい動作を提案します。例えば、誰かが「自転車に乗ってみよう!」と提案すると、その場にいる人それぞれが自転車に乗る動作をします。次の人が別の提案をすると、今度はみんなで別の動作に変えます。みんながだいたい慣れてくると、お題とは違う動作を加えて場面を展開させてもOKです。みんなが自転車に乗っているという場面であれば、途中で誰かが「待って~!忘れものだよ~!」と他の人を追いかけはじめると、自転車に乗っていた人が、犬を散歩させている通りすがりの人として登場したり、家の中からその様子を眺める人になったりする、といった具合です。最後の振り返りのなかでは次のような感想が出ました。 

「イエスレッツの活動のときに「お母さんに怒られよう!」というお題が出て、お母さんに怒られる子どもの役をやっていたところ、急に「ねえ、お母さん」とお母さん役をふられて、「怒るってどんなだっけ??と戸惑ってしまった…。」

 私たちが日常的に何気なく行っていることは多々ありますが、その一つに目を向けた瞬間、「え!?それって、どういうことだっけ??」と、戸惑いが生じることがあります。思わぬところで立ち止まり、新たな発見をするというのが劇あそびや演劇の面白いところです(私たちは、日頃、自分で意識して行動しているようでいて、意外とそうでもないのかもしれませんね)。

後半は「三題噺」にチャレンジ!今回も妄想がふくらみます

 後半は、いつもの三題噺(さんだいばなし)にチャレンジ!三題噺というのは、3つのお題を使ってお話を作り、即興で演じるというアクティビティです。今回のお題は「昔話」「旅」「チョコレートパフェ」です。

 舞台は、川沿いの某所。そこにあるのは1軒の茶店。店内でチョコレートパフェを頬張る客に、話好きの店主がマシンガントークで話しかけています。すると、目の前の川に「どんぶらこっこ、どんぶらこっこ」と流れてくるのは…、そうです、桃太郎が入った桃。その桃をの後ろには、桃を追いかけて必死に泳ぐイヌの姿も見えます。

 川岸に泳ぎ着いた桃太郎とイヌは、茶店の前を通りかかります。桃太郎とイヌが川を泳ぎきったちょうどその頃、未来からやってきたドラえもんとのび太、その仲間たちもまた、茶店の前にたどり着きます。そこからは、ジャイアンチームvs桃太郎チームの合戦!戦った後には、みんなで仲良くチョコレートパフェを食べたのでした(めでたし、めでたし?!)。

 面白い発見があったのが、ドラえもん。ひみつ道具を出すようにねだられたドラえもんが、例のごとく、ポケットの中に手を入れて探し始めるのですが…、なんと!今回のドラえもんはズボンの両サイドについているポケットに手を入れて、オドオドした様子でひみつ道具を探し始めたのです。そこには、私たちがいつも見ている「お腹につけた大きなポケットから、得意気にひみつ道具を出すドラえもん」とは全く違うドラえもんがいたのでした。

 
【地域×学生プロジェクト】では、今後も地域で活動する方々と学生の皆さんをつなぐ活動を展開していきます。地域活動に興味がある学生の皆さん、次の機会にご参加お待ちしています!

次回のひとあそび演劇ワークショップは2月11日(火・祝)に開催します

ひとあそび演劇ワークショップは次回が2024年度の最終回。2025年2月11日(火・祝)に21世紀懐徳堂スタジオにて開催します。

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