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7月27日(土)14-16時に大学会館・21世紀懐徳堂スタジオにて、ひとあそび演劇ワークショップを開催しました!今回は豊中市の庄内地域で活動する「しょうない演劇部」の方々をお招きしました。
キャンパスから地域へとびだそう!
21世紀懐徳堂の【地域×学生プロジェクト】では、「キャンパスから地域へとびだそう」を合言葉に、学生の皆さんと共に様々な地域活動を展開すべく活動しています。本学には、ボランティア体験や市民活動等、すでに地域で活動している人たちが多くいます。一方で、「大学の外で何か活動してみたいけれど、なかなか一歩を踏み出せない」という人もいるのではないでしょうか。今回の企画は、学生の皆さんにキャンパスの中で地域活動のおもしろさを味わってもらえるような場をつくりたいという思いからスタートしました。
ワークショップ スタート!まずは自己紹介
当日は、しょうない演劇部の皆さん(小学生1名、大人5名)と、本学の学生2名・教職員3名で一緒に活動しました。まずは、しょうない演劇部の皆さんから、それぞれのライフヒストリーを交えた自己紹介(なぜ庄内で市民演劇活動に参加するに至ったのか…など)がありました。今回参加してくれた学生さんからは、「大学内では地域の人々(世に言われる「関西人」ですね!)と関わるチャンスがなかなかないので、関西の風を感じてみたかったから」「演劇に興味があるが、これまで触れてきたのとは違う演劇体験をしてみたいと思ったから」との参加の理由が語られました。
ワークショップ前半…アクティビティやシアターゲームで盛り上がる
ワークショップの前半では、全員で輪になって“見えない何か”を隣りの人に渡していくというアクティビティをしました。“何か”が次々に手渡されていくと、大きさや質感、動きがどんどん変化していき、最後には思わぬものになっていました!参加者の雰囲気がほぐれてきたところで、「何やってるの?」というシアターゲームが始まりました。相手に「何やってるの?」と問いかけ、その答えをパントマイムで表現するというものです。「アーチェリーをやってるの」という答えを受けた人が懸命に矢を放った途端、その矢は順番まちをしている人の方へとんでいき…、矢を止めようと走り出した人がずっこけて…、吉本新喜劇さながらの即興表現が飛び出しました。
ワークショップ後半…三題噺にチャレンジ!
後半は、2つのグループに分かれて、三題噺(さんだいばなし)という3つのお題を使ってお話を作り即興で演じるというアクティビティにチャレンジしました。お題は「芥川龍之介『蜘蛛の糸』」「マイク」「お盆」の3つでした。1つ目の発表のタイトルは「お盆に帰ってきた芥川龍之介」。お盆に姿を現した“自称”芥川龍之介らに対し、本物を見分けようと頭を抱える天界の人たちの様子が演じられました。クセの強い芥川龍之介ら、彼らとやりとりする天界の人たち、なかなかの個性派ぞろいでした。2つ目のタイトルは「地獄のラップバトル」。桃太郎と浦島太郎が、互いの足を引っ張り合うべく熾烈なラップバトルが繰り広げられました。ラップバトルをテンポよく解説する司会者、ラップバトルに巻きこまれる天界の人、お盆のキュウリ馬が登場し、ユニークな場面が演じられました。
ワークショップ参加者の感想
最後のふりかえりでは、「最初は遠慮もあったが、皆さんが堂々と表現していたので、自分もだんだん恥ずかしさがなくなっていった」「今まで経験した演劇と全然違った」「関西の風を感じた」「いつもと違う場所、メンバーとの活動だったので新鮮な気持ちになった」「いつもと違う頭を使った」等の感想がシェアされました。
まとめ
今回のワークショップは、【地域×学生プロジェクト】における初の試みでしたが、世代や背景が異なる人々が集まって一緒に活動することで地域に居場所ができていく、そんな地域活動の楽しさをちょっぴり感じてもらえるような場が創出できたかな?と思います。【地域×学生プロジェクト】では、今後も地域で活動する方々と学生の皆さんをつなぐ活動を展開していきます。地域活動に興味がある学生の皆さん、次の機会にご参加お待ちしています!
※豊中市での地域活動に興味がある方
豊中市では「高校生大学生のためのオンラインボランティアマッチング会」が開催されます。
詳しくは豊中市立市民公益活動支援センターのウェブサイトをご覧ください。
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/machi/npo/center/event08.html#cmsE5426
「高校生大学生のためのオンラインボランティアマッチング会」
日時:8月22日(木曜)19時~20時30分
定員:20人
参加費:無料
申込:必要。受付は、 8月6日(火曜)10時から。先着順
備考:オンラインのみの開催です。