イベント情報
数学に興味を持つ若い皆さんのために、現代数学の様相と数学研究の実際、自然科学や社会科学に及ぼす数学の影響、文化としての数学の在り方などについて、多角的な視点から易しく解説いたします。お気軽にご参加ください。
日時 | 2025.11.1 Sat 13:30 – 15:50 |
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場所 | 豊中キャンパス 理学研究科E棟 E404大セミナー室 |
申込方法 | 以下の開催案内ページの登録フォームより、必要事項をご入力の上、10月31日までに参加登録をお願いいたします。 専用サイトの申し込みフォーム |
問合せ | 理学研究科 数学専攻事務室kouhou@math.sci.osaka-u.ac.jp |
日時:2025年11月1日(土)13:30〜15:50 (入場開始13:00)
会場:大阪大学豊中キャンパス 理学研究科E棟 E404大セミナー室
(満席の場合、サテライト会場E301にご案内します。)
対象:高校生・一般
参加費:無料
講師:宮武 勇登 先生(大阪大学情報イノベーション機構 D3センター)
■第1部:13:30〜14:30
タイトル:「数値解析の歴史」
アブストラクト:人類は昔から、数を使って計算し、身の回りの問題を解いてきました。現代の科学や技術も、こうした「計算」に大きく支えられています。計算を行うには「手順(アルゴリズム)」が必要です。その手順を考えたり、正確さや効率を数学的に調べたりする分野を「数値解析」といいます。今ではコンピュータが当たり前のように使われていますが、数値解析という学問はコンピュータが生まれるずっと前から存在し、その後も大きく発展してきました。また、数値解析はほとんどすべての数学の分野とつながりを持っています。第1部では、ニュートンの時代から現代に至るまでの「数値解析の歴史」を、エピソードを交えながらお話しします。
■第2部:14:50〜15:50
タイトル:「AI時代の数学」
アブストラクト:AIはめざましい勢いで進歩し、今や日常生活に欠かせない存在となっています。研究の観点では、AIを数学研究に役立てることができる一方で、数学そのものがAIの発展に大きく貢献することもあります。しかもそれは応用数学だけでなく、純粋数学の分野においても同じです。第2部では、数学研究とAIとの関わり方、そして大学に進学して数学を学ぶみなさんにとっての「AI時代の数学の意味」について、一緒に考えてみたいと思います。