イベント情報
大阪大学総合学術博物館 特別展 薬学のチカラで未来を創る ~大阪大学薬学部のあゆみと挑戦~
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開催日時
2025年10月11日(金)から2026年1月16日(金)10時30分から16時30分まで
科学・技術
文化・芸術
その他
古くから薬のまちとして知られている大阪の地で、1949年、大阪帝国大学は新制の大阪大学へ切り替わり、それと同時に医学部に薬学科が設立されました。さらに1955年に旧帝国大学初の薬学部が設立されました。以来、大阪大学薬学部は、薬の研究と教育の拠点として、70年以上にわたり医療・産業・行政など幅広い分野で活躍する人材を数多く育ててきました。
現在、大学院薬学研究科・薬学部では、化学領域、生命領域、医療・衛生領域における特色ある基礎研究に加えて、社会実装を念頭においた応用研究、レギュラトリー研究を精力的に繰り広げています。また、新しい薬を生み出すための研究―いわゆる「アカデミア創薬」にも力を入れています。ここから、将来の新薬が生まれる可能性も広がっています。
この展覧会では、大阪大学薬学部のはじまりから現在までの「あゆみ」と、未来にむけた現在の「挑戦」を、貴重な資料や実際の研究成果を通してご紹介します。「くすりを学ぶって、こんなに面白い」「薬学部って想像より広い世界だった」をわかりやすくお見せします。薬学の“チカラ”が未来をどう変えていくのか、その可能性をぜひ会場で体感してください。
【開催日時】
2025年10月11日(土)〜2026年1月16日(金)
※日曜・祝日休館。ただし、11月2日(日)、3日(月・祝)は開館
【時間】10時30分〜17時00分(最終入場16時30分)
【開催場所】大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 3階多目的室
<展示構成>
■ 第1章 薬のまち 大阪 ■
薬と関わり深い「大阪」の地と、日本における近代的な薬に関わる歴史をご紹介します。例えば、明治期に初版がまとめられた日本薬局方は、薬の基準を明示した重要な文書です。今日に至るまで医薬品の開発や試験技術の向上に伴って改訂が重ねられ、現在では第十八改正が公示されています。

↑「日本薬局方」初版(少彦名神社くすりの道修町資料館所蔵)
■ 第2章 大阪大学薬学部の設立・薬学教育 ■
大阪大学薬学部の設立や、薬学教育についてご紹介します。大阪大学薬学部は旧帝国大学初の薬学部として設立されました。また、近年は国立大学として初めての「全6年制薬学教育」の導入も行いました。時代にあわせた最新の薬学教育を是非ご覧ください。

↑ 大阪大学薬学部設置申請書

↑ VRを使った調剤練習
■ 第3章 最先端の薬学研究 ■
薬学研究科で行われている最先端研究の一部をご紹介します。化学薬学領域、生命薬学領域、医療・衛生薬学領域の基盤分野を構成するそれぞれの研究室、アカデミアにおける創薬研究を支援する創薬サイエンス研究支援拠点、企業との共同研究講座などで実施されている最新の薬学研究に触れてください。

↑ 現在の大阪大学大学院薬学研究科・薬学部1号館

↑ 実験風景
<関連イベント>
⚫︎ミュージアムレクチャー
2025年10月25日(土)14時00分〜15時30分(13時30分受付開始)
「生物活性化合物の設計・合成・機能評価」
講 師:有澤 光弘(大阪大学大学院薬学研究科 教授)
会 場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 3階セミナー室
参加料:無料
定 員:40名(事前申込不要、先着順)
⚫︎ミュージアムレクチャー
2025年11月1日(土)14時00分〜15時30分(13時30分受付開始)
「道修町の今昔」
講 師:深澤 恒夫(少彦名神社くすりの道修町資料館 館長)
会 場:大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館 3階セミナー室
参加料:無料
定 員:40名(事前申込不要、先着順)
詳細はこちらのページをご覧ください
<高校生限定イベント>
モノからはじめる 高校生のための研究入門
No.1「薬剤師を体験しよう!」:2025年10月26日(日)
会場:大阪大学 吹田キャンパス MA-T共創センター(杏の杜)
1階アプリコットホール
No.2「構造生物学と、クマムシ」:2025年12月3日(土)
No.3「分子生物学の基礎 PCR(DNA増幅)」:2025年12月20日(土)
会場:大阪大学 豊中キャンパス 総合学術博物館 待兼山修学館 3階セミナー室
申込方法:大阪大学「知の広場」からユーザー登録後お申し込み下さい。
2025年9月20日(土)10時30分〜受付開始(事前申込制・先着順)
詳細はこちらのページをご覧ください
<お問い合わせ>
大阪大学総合学術博物館 待兼山修学館
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1-20
Tel 06-6850-6284 (10時30分〜16時30分/日・祝休館)