大阪大学 21世紀懐徳堂

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イベント情報

今に生きるラスキン-大阪ラスキン・モリスセンター収蔵品による企画展

  • 申し込み不要
  • 開催中

開催日時

2024年9月20日(金)から10月20日(日)

文化・芸術

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ジョン・ラスキンは、美術家・美術批評家であるとともに社会福祉活動に力を注いだ人物です。本展覧会では、大阪ラスキン・モリスセンターの収蔵資料をとおして、ラスキンの人となりや、芸術への眼ざしや、社会への関わりや、環境保護への足がかりを明らかにしたいと思います。展覧会ではさらに、ラスキンの設立による聖ジョージ・ギルドや、日本のstudio-Lの取り組みに注目して、ラスキンの思想がどのように社会活動へと波及してきたかを合わせて紹介します。大阪ラスキン・モリスセンターは、2006年に露木紀夫氏の私設資料館として設立され、2019年に一般財団法人となり、studio-Lと共同で多くの人々に開かれた施設として再出発しようとしています。ラスキンの理想を具現化しようとする取り組みをとおして、今に生きるラスキンを浮かび上がらせます。

日時2024.9.20 Fri – 2024.10.20 Sun
場所大阪大学中之島センター
問合せ中之島芸術センター
secretary.art@ml.office.osaka-u.ac.jp
06-6444-2139

【開催概要】

期間: 2024年9月20日(金)~ 10月20日(日)月曜・祝日休業
時間:10:30~17:00
会場: 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4丁目3-53
   大阪大学中之島センター4階展示室
入場無料


主催: 大阪大学中之島芸術センター
協力: 大阪ラスキン・モリスセンター、studio-L

① トークイベント 
自然に還る、生に返す
自然も人も建築も、生きた存在としてやがては死を迎える存在です。だからこそその「生」を豊かにし、生きた証を次世代に伝える生と死の連関は、ジョン・ラスキンの思想の根幹をなしていました。建築や自然を描いた彼のペンと筆は、 まさにその豊かな生を次世代へと伝える媒介でもあったのです。今回は、能勢 妙見山で日本初の「循環葬 ®️」を通して人の命を大きな自然へと返していく試みを提唱する小池友紀氏をゲストに迎え、ラスキンの語る「生」の意義を会場の皆さんと一緒にとらえなおしてみたいと思います。

小池友紀(at FOREST代表)
横山千晶(慶応義塾大学教授)
山崎亮(studio-L 代表)

2024年10月6日 (日) 10:00-12:00
大阪大学中之島センター3階スタジオ
参加無料|申込不要

② 展覧会ツアー
ジョン・ラスキンは、美術家・美術批評家であるとともに社会改良活動に 力を注いだ人物です。本展覧会では、大阪ラスキン・モリスセンターの収蔵資料とともに、彼の思想がいかに後世の人々に響いてきたのかを紹介する展覧会ツアーを実施します。ぜひご参加ください。

2024年10月6日 (日)
第1回12:30-13:30
第2回14:30-15:30
第3回15:30-16:30  *各回の内容は同じです。

横山 千晶(慶應義塾大学)
三木はるか(日本女子大学)
吉田英司(大阪ラスキン・モリスセンター)

大阪大学中之島センター4階展覧会場前に集合
参加無料|申込不要|各回先着10名

③ 本に触れるワークショップ
大阪ラスキン・モリスセンターを開いた露木紀夫の願いは、来訪者に貴重な本に触れて、重みを感じて、目と指で頁を繰ってもらうことです。今回の展 覧会では、そんな本との出会いの時間を提供します。本は小さな建築です。扉を開けて中に入り、紙の質感と、文字や挿絵の奏でるリズムに読者は身を委ねます。ラスキンがこだわったのもそんな手仕事の世界です。皆さんも実際に本に触れてラスキンの生きた時代に思いを馳せてみませんか。

第1回9月20日(金) 13:00-17:00
第2回10月6日(日) 13:00-17:00
第3回10月12日(土) 13:00-17:00

大阪大学中之島センター4階フロア
参加無料|申込不要

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