ニュース
2月11日(火・祝)14-16時に大学会館・21世紀懐徳堂スタジオにて、ひとあそび演劇ワークショップ第3回を開催しました!
「このちいきに住む変わった人達あつまれ」ひとあそび演劇ワークショップとは?
今回も、前回に引き続き、豊中市の庄内地域で活動する「しょうない演劇部」の皆さん(小学生2名、中学生1名、大人5名)をお招きし、本学の学生と一緒に活動しました。
「何やってるの?」からスタート
みんなでラジオ体操をしたあと、「何やってるの?」というアクティビティが始まりました。1番目のプレーヤーが何かの動作(例えば、料理の動作)をしている場面からスタートします。次の順番の人は、料理をしているプレーヤーに向かって「何やってるの?」と尋ねます。動作を行っているプレーヤーは、今やっていること(「料理をしている」)を答えてはいけません。料理をする動作をしながら、「ピクニックをしているの」というように、今やっているのとは別の動作を答えます。「何やってるの?」と尋ねた人が次のプレーヤーになり、言われたこと(ピクニックをしている動作)を表現します。順番通り、同じように続けていきます。
全員に順番がまわったところで、今回は「何やってるの?」を3~4人のグループでチャレンジすることになりました。まずは、それぞれのグループで何の動作をするかを決めて表現します。プレーヤーのグループの表現を見て、他のグループは何をしているのかを当てます。グループで息を合わせて表現しようとするのですが、打ち合わせなしの即興なので、時につじつまが合わなかったり、予想を超えた何かが登場したりもします。それが、なんとも面白いんですよね。自然と笑いが起こります。

後半は、おなじみの「三題噺」。さて、今回のお題は…
今回も三題噺(さんだいばなし)にチャレンジです。三題噺というのは、3つのお題を使ってお話を作り、即興で演じるというアクティビティです。今回のお題は「走れメロス」「歌」「バレンタイン」です。
最初のグループ発表、タイトルは「テロスと天照(アマテラス)の真実」。ある国に、自分の好き嫌いによって人を処刑するという悪い王様がいた。王様の前に連れてこられテロスは、母親にバレンタインチョコを渡すために処刑の延期を申し出た。テロスは3日後には必ず戻ってくると約束し、親友の天照を人質として預けた。母のもとへ向かうテロスは、その道中でかわいい猫にまとわりつかれたり、焼き芋屋から焼き芋をうばって空腹をしのいだりと、様々な困難(?!)を乗り越えながら、ようやく無事に母のもとへバレンタインチョコを届けることができた。そして、親友の天照のもとに戻ってきたテロスであったが…。天照の怒りをかったうえ、焼き芋屋に悪事をさらされてしまい、処刑は免れたものの、結局、牢屋に入れられてしまったのだった。お終い!

次の発表タイトルは「告れ メロス」で、なんと、学園ラブコメのストーリー展開。主人公の名前は山田メロス。メロスは、親友の川畑セリヌンティウスに、好きな女の子にバレンタインチョコを渡す計画を打ち明ける。しかし、運悪く、通りかかった先生に持っているチョコを見つかってしまい、呼び出しをくらうことに…。親友の川畑が先生を説得して何とか見逃してもらったものの、今度は不良グループにからまれるなど、告白への道は前途多難。数々の障害を乗り越え、ついに意中の女の子に思いを届けることのできたメロスなのであった。めでたしめでたし!

参加してくれた学生さんから、「ずっとこのワークショップが気になっていたが、日程がなかなか合わず、今回ようやく参加することができました!ごっこ遊びが大好きなので、今日は本当に楽しかったです」とのコメントがありました。また、学生生活の終わりに(修了おめでとうございます!)参加してくれた学生さんもいました。
今回も、皆さんにゆるりと楽しんでいただけたのではないでしょうか。今年度のひとあそび演劇ワークショップにご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!またどこかで一緒に遊びましょう!

【地域×学生プロジェクト】では、今後も地域で活動する方々と学生の皆さんをつなぐ活動を展開していきます。地域活動に興味がある学生の皆さん、次の機会にご参加お待ちしています!