

第58回テーマ
21世紀懐徳堂発!
世界を読み解く10の視点 〜暮らしと未来を考える
大坂町人の出資によって設立された学問所「懐徳堂」の精神を受け継ぐ本講座は、研究の最前線を共有し、参加者との対話から新たな視点や課題を見いだす交流の場です。今年は、性と生命、暗号、やわらかい物質、ゲノム編集、群集マネジメント、再生医療、戦争、旅や市場の変遷など、身近なテーマで全10回。
変化の時代を生きる今、私たちは何を知り、どう向き合うべきなのか。暮らしと最先端研究をつなぎながら、未来へのヒントをともに探求しませんか?
様々な角度から身近な暮らしの疑問に目を向けてみましょう!

大阪大学は以前から社学連携・社学共創に力を入れてきました。各キャンパスで行われている様々な市民向けのイベント等はその一環です。ただ、総合大学としての大阪大学に所属する多種多様な分野の研究者の話をまとめて聴ける機会はそう多くはありません。大阪大学のアウトリーチ活動の取りまとめ役とも言える21世紀懐徳堂が最も力を入れているイベント「大阪大学公開講座」は、まさに、この「多様な視点からの考察」を市民のみなさま―老若男女、中高校生・学生・社会人・シニア世代まで、世代や立場を問わず―に提供できる機会として続けてきたものです。今年も分野の垣根を越えて10名の研究者が登壇いたします。今回のテーマは「21世紀懐徳堂発! 世界を読み解く10の視点〜暮らしと未来を考える」ということで、私たちの身近な暮らしや未来に関係する様々な疑問を提示し、それを一緒に読み解いていく講義を用意しました。多くの方にご参加いただき、私たちが向き合うべき課題のことを共に考えていただきたいと思っております。
講座内容
[全10講義受講の申込締切日:9月21日(月・祝)]
ほ乳類の性はいつどこでどのように決まるのか?
私たち人間を含めたほ乳類は、生まれる前にオスになるかメスになるかが決まります。いつどこでどのようにほ乳類の性が決まるのでしょうか?マウスを使った研究で得られた最新の成果を紹介するとともに、性の存在意義について皆さんと考えます。

- 立花 誠 教授
生命機能研究科 生命機能専攻
細胞ネットワーク講座
(エピゲノムダイナミクス研究室) - 中之島センター10階
佐治敬三メモリアルホール
あなたの情報を守る暗号のしくみ
スマートフォンやメッセージアプリ、オンライン決済、クラウドサービスなど、私たちの情報は日々さまざまな場面で暗号技術によって守られています。本講義では、あなたの情報を守る暗号の基本的なしくみを、身近なサービスの例を交えながらわかりやすく解説します。

- 五十部 孝典 教授
情報科学研究科
マルチメディア工学専攻
暗号基盤講座 - 中之島センター10階
佐治敬三メモリアルホール
生殖細胞をつくり、発生と遺伝の原理を探る
生殖細胞系列は、遺伝情報を次世代へ受け継ぐ唯一の細胞系列です。本講義では、ES・iPS細胞から卵子や精子を作り出す体外培養系を中心に、生殖細胞分化の仕組みと体外配偶子形成の可能性を紹介します。

- 林 克彦 教授
医学系研究科 医学専攻 ゲノム生物学講座(生殖遺伝学) - 中之島センター10階
佐治敬三メモリアルホール
やわらかい物質と分子のダンス〜流れる・伸びる・戻る世界
餅、マヨネーズ、化粧品、ゴム、プラスチックなど、身のまわりには「やわらかい物質」があふれています。流れる、伸びる、戻る、壊れる――そのふるまいを分子の動きから考えるレオロジーの世界を紹介します。
- 松宮 由実 教授
理学研究科
高分子化学専攻
高分子構造・物性・機能論講座 - 中之島センター10階
佐治敬三メモリアルホール
日本ではゲノム編集食品がすでに商品化されていることをご存知でしたか?
「ゲノム編集食品」という言葉をメディアで耳にしたことがある方も多いかと思います。遺伝子組換え(いわゆるGMO)とは何が違うのか?、どのような技術なのか?、どのようなものがすでに流通しているのか、あるいは、開発段階にあるのか?についてお話しします。

- 關 光 教授
工学研究科 生物工学専攻 生物工学講座 (細胞工学領域) - 中之島センター10階
佐治敬三メモリアルホール
人の流れを科学する〜災害時の避難から日常の混雑解消まで
本講義では、コンピュータを用いて人の動きを予測するシミュレーションについてお話しします。複雑な地下街での避難誘導や、その結果を可視化して共有する取り組みに加えて、イベント時や観光施設におけるスムーズな群集マネジメントまで、安全で快適な空間づくりのアプローチをご紹介します。

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安福 健祐 教授
D3センター
サイバーコミュニティ研究部門 - 中之島センター10階
佐治敬三メモリアルホール
再生医療のパラダイムシフト
iPS細胞を用いたミニ臓器(オルガノイド)研究を中心として、人工肝臓、移植治療、AI医療など多彩な医療への展開可能性を紹介するとともに、基礎研究から未来の再生医療を創る挑戦をわかりやすく紹介します。

- 武部 貴則 教授
医学系研究科 医学専攻
ゲノム生物学講座
(器官システム創生学) - 中之島センター10階
佐治敬三メモリアルホール
戦争はいかに人を変えるのか〜帰還兵の戦争トラウマと家族の「戦後」
戦地から帰還した数百万の元兵士たちは、いかにして日常を取り戻したのでしょうか。いや、そもそも取り戻せたのでしょうか。本講義では、彼ら自身の葛藤に加えて、その家族が戦後社会で直面した困難や暴力の連鎖に焦点を当て、世代を超えて家庭内に「戦争」が刻み込まれてきた過程を辿ります。

- 北村 毅 教授
人文学研究科 日本学専攻
現代日本学講座 - 中之島センター10階
佐治敬三メモリアルホール
「何でも見てやろう」の時代〜20世紀日本の世界旅行とその変遷
小田実の世界旅行記『何でも見てやろう』がベストセラーになったのは1961年のこと。日本で海外渡航が自由に認められる3年前です。ただし、「世界」を見ること、それに学ぶことは、戦前から「洋行」という形で求められていました。実は小田実もそんな洋行の系譜に連なっています。20世紀の日本ではどんな「世界」を見てこなければならなかったのか、その変化をたどります。

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橋本 順光 教授
人文学研究科 人文学専攻
文学・言語学講座 - 中之島センター10階
佐治敬三メモリアルホール
懐徳堂にゆかりある人々と江戸時代の大坂市場
大坂の学問の府であった懐徳堂は、その経営を豪商たちに支えられていました。学智と経済が交流する場で、学主の中井竹山をはじめ、両替商であり知識人でもあった鴻池の草間直方や升屋の山片蟠桃らは、大坂市場をどのように捉えていたのでしょうか。彼らの眼をとおして江戸時代の社会経済に迫ってみましょう。

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鈴木 敦子 助手
経済学研究科 資料室 - 中之島センター10階
佐治敬三メモリアルホール
講座概要
| 対象者および定員 |
[対象者] 一般/高校生以下(興味をお持ちの方はどなたでも) [定 員] 会場受講:一般 100名/高校生以下 30名
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| オンデマンド配信 |
会場開催の翌週、講義の様子を撮影した動画を1週間限定で配信します(本講座の申込者のみ視聴可能)。
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| 講習料 |
一般:
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| 会場 |
大阪大学中之島センター 10階 佐治敬三メモリアルホール 〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53 |
| 申込締切日 |
全10講義受講 9月21日(月・祝)
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| 受講証書 |
全10講義をすべて受講し、各講義のアンケートにすべてご回答いただいた方には、受講証書を交付します。 |
| 問い合わせ先 |
大阪大学共創推進部社会連携課 公開講座担当 |
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申込方法
以下のリンクにアクセスし、申込方法・支払方法の説明に沿ってお申込みください。
(利用者登録が必要となります)
一般:
https://open-univ.osaka-u.ac.jp/custom/app/Views/event/detail.php?id=1074
高校生以下:
https://open-univ.osaka-u.ac.jp/custom/app/Views/event/detail.php?id=1082
- 上記以外の方法(電話・FAX・郵送など)によるお申込みは受け付けておりません。
アクセス情報

大阪大学中之島センター
〒530-0005
大阪市北区中之島4-3-53
電車によるアクセス
京阪中之島線 中之島駅・渡辺橋駅より徒歩約5分
阪神本線 福島駅より徒歩約9分
JR東西線 新福島駅より徒歩約9分 ほか
バスによるアクセス
大阪市バス(53系統)
大阪駅前バスターミナル→中之島四丁目(旧玉江橋)より徒歩1分 ほか
注意事項
- 荒天など、受講者や講師等の安全の観点から必要と判断する場合、講義を休講いたします。休講する場合は、大阪大学21世紀懐徳堂ホームページにてお知らせいたします。
- 休講の場合は、原則として日程を振り替えて講義を行います。なお、振替えた講義にご欠席される場合にご返金はいたしません。
受講者の声
~公開講座について~
開催場所、開催日時について都合が良く、参加しやすかった。 (第57回公開講座受講)
安価で一流の講師の講座に参加できてありがたいです。
(第57回公開講座受講)今回、体調のことを考え、オンラインの受講にさせていただきました。映像も音声も問題なく、受講できたこと感謝しております。
(第57回公開講座受講)今年度阪大外国語学部の科目履修生として1年間受講しましたが、公開講座の方が気軽に受講できて、色々なことを教えていただき有意義でした。
(第57回公開講座受講)~プログラムやテーマについて~
大阪万博後の開講ではあるが、その関連テーマであり、近年の大阪大学が社会的に先端的、専門的に存在感を示している分野を中心に、分野をまたいだ専門的な知見に触れることができる、講座の構成がありがたい。 (第57回公開講座受講)
バラエティのある科目で良い。
(第57回公開講座受講)大阪大学の公開講座は他大学と比較しても充実していてすばらしいです。
(第57回公開講座受講)~高校生の参加者~
最先端の研究について、詳しく学べて楽しかったです。高校生なので、勉学のモチベーションが高まります!
(第57回公開講座受講)志望校を決める段階でこの公開講座を受講できたのが、とても良い機会になりました。
(第57回公開講座受講)~学び直し~
大学を卒業し、行政機関に勤めて約40年。現役では勉強する時間も余裕も全くなかったが、今、ようやく勉強できることがうれしく思っている。
(第57回公開講座受講)自身の仕事外のテーマに触れ、刺激を受けることで、自身の視野も広がった。今後も様々なことに関心を持ち、日々の仕事に活かしていきたい。
(第57回公開講座受講)「この町に懐徳堂があったことを思う時、自然に微笑が浮かぶほど誇らしいのである」と語った司馬遼太郎さんの想いに触れたようでとても嬉しいです。いくつになっても知ること、学ぶことがどんなに人を豊かにすることか。参加できて光栄です。
(第57回公開講座受講)子育ても一段落し介護もにもまだゆとりがある今、学生の時のように試験に追われず気軽に単純に、そうなんだ、知らなかった、へ~っと思える面白い事を知ることが出来てよかったです。
(第57回公開講座受講)