懐徳堂が大坂の地に作られて300年となる2024年に、懐徳堂以来、大阪大学に至る大坂の学芸・学問・文化のありようを広く知ってもらうイベントとして実施します。また、江戸時代から明治時代における漢詩文等の学芸を専門とし、多方面に渡って文化についての造詣が深いロバート キャンベル先生をお招きし、講演・鼎談を行います。
ロバート キャンベル
日本文学研究者。早稲田大学特命教授。早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問。国文学研究資料館前館長。近世・近代日本文学が専門で、とくに19 世紀(江戸後期~明治前半)の漢文学と、それに繋がる文芸ジャンル、芸術、メディア、思想などに関心を寄せている。テレビでMCやニュース・コメンテーター等をつとめる一方、新聞雑誌連載、書評、ラジオ番組企画・出演など、さまざまなメディアで活躍中。
鷲田 清一(わしだ きよかず)
哲学者(臨床哲学・倫理学専攻)。関西大学教授、大阪大学教授、大阪大学第16代総長、京都市立芸術大学理事長・学長などを歴任。現在、せんだいメディアテーク館長、京都コンサートホール館長、サントリー文化財団副理事長。著書に『現象学の視線』『モードの迷宮』『メルロ゠ポンティ』『「聴く」ことの力』『「待つ」ということ』『哲学の使い方』『つかふ●使用論ノート』『所有論』など。サントリー学芸賞、桑原武夫学芸賞、読売文学賞受賞。
飯倉 洋一(いいくら よういち)
日本文学研究者(近世文学)。山口大学教授、大阪大学教授などを歴任。現在、大阪大学名誉教授・大阪大学招へい教授。江戸時代の文学について、京阪のものを中心に、上田秋成、奇談、学芸に関わる人たちの交流など、多角的に研究している。また、くずし字教育の普及、デジタル文学地図の作成、古典文学の持つ力の発信などに関わっている。著書に『秋成考』『上田秋成 絆としての文芸』『アプリで学ぶくずし字 くずし字学習支援アプリKuLAの使い方』など。
シンポジウム詳細情報
日時 | 2024年10月26日(土) 14時30分開会(14時00分開場)/ 17時10分閉会 |
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料金 | 入場無料・一般来聴歓迎 |
アクセス | 大阪大学中之島センター 10階 佐治敬三メモリアルホール https://www.onc.osaka-u.ac.jp/access/ ※駐車場・駐輪場がございませんので、お車や自転車でお越しの場合は周辺の駐車場・駐輪場をご利用ください。 |
申し込み方法 | 下記お申込みボタンよりお申込みフォームへとお進みください。 10月15日(火)締切 (定員になり次第、締め切ります) |
問い合わせ先 | 大阪大学文学部評価・広報室 |
たくさんの方にお申込みいただきありがとうございました。
10月1日(火)13時の申込再開分も含め、定員に達しましたので申込みを締め切りました。
プログラム
14:00 | 開場 |
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14:30 | 開会 |
14:50 | 基調講演: ロバート キャンベル氏(早稲田大学特命教授・日本文学) 「災禍見聞の文芸と思考 ~大塩平八郎の乱をきっかけとした都市観察の記録と「証言文学」の可能性をめぐる考察~」 |
15:50 | 休憩 |
16:10 | 鼎談: ロバート キャンベル氏×鷲田清一氏(大阪大学元総長・哲学)×飯倉洋一氏(大阪大学名誉教授・日本近世文学) 司会 門脇むつみ(大阪大学教授・日本美術史) |
17:10 | 閉会 |