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[みのおFM] 3月14日(木)、17日(日)、みのおエフエム「タッキー816」で「まちのラジオ 大阪大学社学連携事業」が放送されます

2019年3月は、キャンパスライフ健康支援センター講師の中野聡子先生が出演します。 (同時出演:望月直人(キャンパスライフ健康支援センター准教授))

 

 中野先生は、特別支援教育・心身障害学を専門とする研究者です。大阪大学キャンパスライフ健康支援センターで、障害のある学生が、健常学生と同等の教育を受けることができるように修学支援のコーディネートを行っています。

 5歳の頃から聴力が落ち始めた中野先生は、当時の日本で唯一「心身障害学」を専攻することができた筑波大学へ進学します。補聴器を使用しても講義に対応することが難しかったこと、手書きのノートテイクだけでは授業の情報量が2割まで減少してしまうことなどから、大学1年次の前半に手話を習得し、手話通訳を利用して授業を受けました。

 

 当時、手話が「日常会話的なコミュニケーション手段としては優れた手段」である一方で、「学術的な内容を伝達する手段としては適していない」という認識があることに疑問を抱き、学術レベルで手話を研究し研究者と手話使用者の間の乖離を解き明かすための研究を進めます。中野先生のご研究は、ろう者自身による言語としての手話研究において日本で初めての博士号授与となりました。

 

 番組ではまず、手話にどのように接すればいいのか?をテーマにお話いただきました。

 インターネットが普及した現在では、手話表現の動画を簡単に検索することができます。また、総合学習の時間等で手話を扱う小中学校も増えており、手話に触れたことがある人は増えています。しかし、手話は日本語や英語と同じく「言語」であるため、ろう者とスラスラ会話したり、手話通訳を目指すレベルまで習得するにはとても時間がかかるのだそうです。だからといって手話から遠ざかるのではなく、「初めて会ったろう者と心の距離が近くなれるためのツール」として捉えてほしいと中野先生は言います。

 そこで教えていただいたのが、「ありがとう」の表現です。下の写真を参考に、ぜひ皆さんも手話での「ありがとう」を学び、使ってみてください。

2019.3 みのおFM2      2019.3 みのおFM

 (写真:「ありがとう」の手話表現 )

 

 番組の後半では、手話の種類についてより詳しく伺いました。

 日本の手話には、日本手話と日本語対応手話(手指日本語)という2つの種類があります。実際の使用者の様相として2つの手話の間には明確な境界線があるわけではなく、ろう者は相手によって使い分け(コードスイッチング)をしています。また一般に手話通訳者は日本語対応手話の要素が強い表現となるのだそうです。

 

 また、日常会話の中で使用される一般的な手話通訳と、大学の授業や学会で使用される学術手話通訳の違いについてもお聞きしました。「専門用語を言い換えない」「言い回しを正確に訳出する」など、学術手話を使用する際には専門家同士の会話を正確に伝達するために特に求められることがたくさんあります。中野先生は、学術手話通訳者育成のために、オンライン教材集のwebサイトの準備や研修など、様々な取り組みを続けているそうです。

 これらの取り組みは、大学が多様性を確保し、社会との「共創」を通じて「知」を創出していくために必要なことだと中野先生は言います。障害とはあくまで多様性の1つであり、様々な個性を持つ人が平等に教育や研究にアクセスできる環境を整えることが大切であると語る中野先生のメッセージを、ぜひお聞きください。

 

 また、キャンパス支援健康センター全体の取り組みについては、望月直人先生にお話を伺いました。

 保健管理部門と相談支援部門によって構成されるこのセンターでは、大阪大学の教職員・学生の皆さんの心身に関わる幅広い支援の提供を行っています。具体的には、医師、カウンセラー、コーディネーター、メディカルスタッフ等がそれぞれの専門性を活かしながら、障害者支援、健康支援、メンタルヘルス支援などの様々な支援や研究活動がなされています。番組では、ダイバーシティの中で活躍できる学生・教職員を育てるための取り組みの一環として行われている「アクセシビリティリーダー育成プログラム」についてお聞きしました。さらに、こういった支援や研究活動だけでなく、多様性を認める啓発や研修会など、共生社会の構築に向けてのセンターの取り組みについて、ご紹介します。

 

※今回の番組は、手話通訳者の飯泉菜穂子さんに通訳していただきながら収録しました。

 

大阪大学キャンパスライフ健康支援センター

https://hacc.osaka-u.ac.jp/ja/

 

聞き手:浅川慎介(21世紀懐徳堂学生スタッフ)

  

「まちのラジオ 大阪大学社学連携」
放送日:3月14日(木)15時~16時
再放送:3月14日(木)21時~22時、3月17日(日)13時~14時

(毎月第2木曜日 15時~16時放送。再放送は同日の21時~22時と次の日曜日13時~14時)

周波数:FM81.6MHz

みのおエフエムのホームページ

からインターネットでもお聴きいただけます(同時配信のみ)。

これまでの出演者リストはこちらをご覧ください。

 
 
 
みのおエフエム「まちのラジオ 大阪大学社学連携事業」とは
大阪大学と連携協定を締結している箕面市との連携事業として、同市で開局しているコミュニティーFM放送局「タッキー816みのおエフエム」で毎月1回大阪大学社学連携事業を看板とした番組を放送しております。大阪大学の動きや取り組み、ユニークな活動等知的・人的・文化的資源をご紹介することで、より大阪大学を身近に感じていただき、大学と市民の方が連携・協働を展開する上での足がかりとなることを期待するものです。 

 

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