[みのおFM] 2月14日(木)、17日(日)、みのおエフエム「タッキー816」で「まちのラジオ 大阪大学社学連携事業」が放送されます。
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2019年2月は、文学研究科准教授の輪島裕介先生が出演します。
輪島先生は、近代の日本を中心とした大衆音楽史を専門とする研究者です。番組の冒頭では、演歌を例に、新しい音楽ジャンルがどのように立ち上がり、成立していくのかについてお聞きしました。
演歌というと、「日本人の心を歌う、ずっと昔からあった音楽ジャンル」というイメージを抱きがちですが、実は演歌というジャンルが成立したのは1970年代のことなのだそうです。どのようにして演歌という言葉が現在の意味で使われるようになったのか、そして演歌というジャンルの今後の展望について、輪島先生に教えていただきましょう。
また、先生の演歌研究の関心・対象は、現在日本を越えて東アジアまで広がっています。そこで、輪島先生が半年間の台湾在住で入手した1曲を例に取りながら、「戦後の日本の大衆音楽がどのように東アジアに広がり、そして日本で流行ったのとは全く別の現地での意味を持ちその場所に根付いたのか」についてもお聞きしました。
番組の後半では、輪島先生の研究の原点であるブラジル・バイーアに対する愛が炸裂します。大学時代、サンバを演奏するサークルに入ったことをきっかけにブラジルに赴き、現地でバイーアのカーニバルに圧倒された輪島先生。バイーアとはどんなところなのか、その地でどんな音楽が演奏されていたのか、そしてこの体験が輪島先生の現在の研究や活動にどのように影響を与えているのかお話いただきました。
日本から台湾に、そしてブラジルに。国を越え地域を越えながらも、音楽というキーワードで全てのお話が繋がっていきます。怒涛の1時間を、どうかお聴き逃しなく!
聞き手:平良理子(大阪大学21世紀懐徳堂学生スタッフ)
「まちのラジオ 大阪大学社学連携」
(毎月第2木曜日 15時~16時放送。再放送は同日の21時~22時と次の日曜日13時~14時) 周波数:FM81.6MHz ★ みのおエフエムのホームページからインターネットでもお聴きいただけます(同時配信のみ)。 |
これまでの出演者リストは こちら をご覧ください。
大阪大学と連携協定を締結している箕面市との連携事業として、同市で開局しているコミュニティーFM放送局「タッキー816みのおエフエム」で毎月1回大阪大学社学連携事業を看板とした番組を放送しております。大阪大学の動きや取り組み、ユニークな活動等知的・人的・文化的資源をご紹介することで、より大阪大学を身近に感じていただき、大学と市民の方が連携・協働を展開する上での足がかりとなることを期待するものです。
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