[みのおFM]7/14(木)・17(日)、みのおエフエム「タッキー816」で「まちのラジオ 大阪大学社学連携事業」が放送されます。
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2016年7月は、工学研究科の藤原康文教授が出演します。
藤原先生のご専門は希土類元素。「レア・アース」といった方が聞き馴染みがあるかもしれません。
レア・アースはすでに蛍光灯や磁石、レーザー等、様々な用途で使用されていますが、まだその性質は100%解明されておらず、有効に活用されていないと言います。藤原先生はそんなレア・アースを用いて、世界的に注目される「赤色LED」を生み出しました。2014年に青色LEDを発明した物理学者がノーベル物理学賞を受賞したことは記憶に新しいですが、その時点ではすでに赤色LEDは世間で実用化されていました。では、藤原先生の発明した赤色LEDは何がすごいのでしょうか。今まであった赤色LEDは、青色や緑色のLEDとは違う材料でできたものでしたが、今、世界中で藤原研究室でしか作ることのできない赤色LEDは青や緑のLEDと同じ、ガリウム窒素でできた半導体を用いたものです。赤青緑の光の3原色が同一の材料でできた基盤上に集積できるようになるということは、今まで大型でしか作ることができなかったLEDディスプレイが、胸ポケットに入るサイズにまで小型化できるということなのです。それを成し得た、ガリウム窒素の半導体を赤く光らせる秘密が、ユーロピウムという希土類元素なのです。
学生に日頃から「阪大で一番であっても仕方がない。世界で一番になろう」と言っているという藤原先生。前人未到の領域へ自ら踏み入れることの成果とまだ解き明かされぬ課題への取り組みについて熱く語っていただきます。
ぜひお聴きください!「まちのラジオ 大阪大学社学連携」
放送日:7月14日(木)15時~16時(スタジオ収録)
再放送:7月14日(木)21時~22時、7月17日(日)13時~14時
(毎月第2木曜日 15時~16時放送。再放送は同日の21時~22時と次の日曜日13時~14時)
周波数:FM81.6MHz
みのおエフエムのホームページからインターネットでもお聴きいただけます。(同時配信のみ)
これまでの出演者リストは こちら をご覧ください。
大阪大学と連携協定を締結している箕面市との連携事業として、同市で開局しているコミュニティーFM放送局「タッキー816みのおエフエム」で毎月1回大阪大学社学連携事業を看板とした番組を放送しております。大阪大学の動きや取り組み、ユニークな活動等知的・人的・文化的資源をご紹介することで、より大阪大学を身近に感じていただき、大学と市民の方が連携・協働を展開する上での足がかりとなることを期待するものです。
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