キプリングの小説『キム』(1901年) は、北インドから中央アジアにかけて張り巡らせられた反イギリスの大陰謀を、少年キムが冒険の末に打ち砕く物語です。こうした陰謀のイメージは、テロリズムや狂信的信仰といったものと重ね合わされてきました。しかし歴史資料からは、19世紀後半のインドでは、実に多様な思惑のもとで「陰謀」のイメージが語られていたことが見えてきます。英領インドの大陰謀を読み解いた末に、キムの冒険はどのように見えてくるでしょうか。 講師：宮本隆史（大阪大学 人文学研究科 外国学専攻 助教）

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申込期間　2022年5月5日 9:00～2022年5月16日 17:00