【オンライン開催】大阪・京都文化講座 「大阪・京都<名所図会> 」

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【オンライン開催】大阪・京都文化講座 「大阪・京都<名所図会> 」

古代より宮都、寺内町、城下町、商都へと遍歴を重ねた大坂。千年の都として日本の政治・文化の中心地であり続けた京都。二つの大都市を抱える大阪・京都には、人々を引きつける力を持った<名所>が数多くありました。 この度の講義では、8つの<名所>に光を当て、古代から現代まで駆け抜けます。なじみ深い<名所>について、考古学、歴史学、地理学、美術史学の専門家が、大阪・京都にまつわる社会と文化の諸相を解き明かします。

カテゴリ 文化・芸術
日時 2019年10月5日(土)から2019年11月30日(土)
会場 オンライン開催です(会場でのご参加はできません)
定員 200名
主催 大阪大学大学院文学研究科・大阪大学共創機構社学共創部門・立命館大学文学部/社会連携課
申し込み窓口 立命館アカデミックセンター事務局
https://reg18.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=lgle-ldkglb-9cd1450cd79894b61fe53c9648bd30e2
問い合わせ先 立命館アカデミックセンター事務局
http://www.ritsumei.ac.jp/acr/lecture/detail/index.html/?id=153

 

開催期間:10月5日(月)〜11月30日(月) (全8回)

開講時間:各回14:00〜15:40(Q&A含む)

受講料:1回あたり1,500円、インターネット一括申込の場合11,000円

申込開始日:2020年9月17日(木)

 

申込方法:立命館アカデミックセンター事HPよりお申込みください。

http://www.ritsumei.ac.jp/acr/lecture/detail/index.html/?id=153

 

問合先:立命館アカデミックセンター事務局

・電話 06-6360-4804(平日10:00〜17:00)

・メール acr02@st.ritsumei.ac.jp

 

【講義紹介】

第1回:10月 5日(月) 新京極―昭和の盛り場そぞろ歩き―
講 師:加藤 政洋 立命館大学文学部教授
内 容: 京都の《新京極》は、大阪の《千日前》や神戸の《湊川新開地》とならび称される、
近代都市を代表する盛り場のひとつです。
今回の講座では、昭和10(1935)年の店舗・施設(映画館や寄席)を地図上で復原し、
遊歩者でにぎわう昭和の盛り場へ紙上探訪してみたいと思います。

第2回:10月12日(月) 上町台地―難波宮からみた大化改新―
講 師:市 大樹 大阪大学大学院文学研究科教授
内 容:
今年2020年は『日本書紀』が誕生して1300年の節目を迎えます。
日本古代史の一級史料ですが、どの程度信用できるのか、絶えず問題になります。
この講座では、古代史の重要問題である大化改新について、難波宮の展開という視点から、
その再評価を試みてみます。

第3回:10月19日(月) 八瀬―近代京都における〈食〉と〈遊〉のテーマパーク―
講 師:河角 直美 立命館大学文学部准教授
内 容:
八瀬は京都の郊外に位置する観光地です。1920年代には遊園地が開発されて、
プールやスケート場にくわえて、京都の名だたる料理屋も集まり、〈食〉と〈遊〉の
テーマパークとなりました。今回の講座では、鳥観図や絵葉書を通じて昭和《八瀬》の
賑わいを垣間見てみたいと思います。

第4回:10月26日(月) 百舌鳥・古市古墳群―大阪初の世界遺産、その圧倒的なスケールの意味に迫る―
講 師:福永 伸哉 大阪大学大学院文学研究科教授
内 容:
大阪南部の街中に忽然と現れる巨大古墳群。2019年に大阪初の世界文化遺産に登録された
百舌鳥・古市古墳群は、地球上で最大の古墳群です。
なぜこの地なのか。なぜこれほど巨大なのか。
大阪新名所になった百舌鳥・古市古墳群の魅力に考古学の視点から迫ります。

第5回:11月 2日(月) 伏見―秀吉の首都から龍馬の拠点へ―
講 師:谷 徹也 立命館大学文学部准教授
内 容:
伏見は古来、京都郊外の景勝地として様々な役割を担った「場」でした。近世に入ると、
豊臣秀吉が伏見城を構え、全国の大名が本宅を置く首都
として栄えます。江戸幕府成立後に
廃城となりますが、淀川水運を擁する
交通の要衝であったため、参勤交代における大名の
寄宿地や観光名所とし
て生まれ変わります。そうした変化の末に、幕末期の動乱の舞台に
なった
ことも見通したいと思います。

第6回:11月09日(月) 南地(ミナミ)―大大阪モダニズムと大正・昭和初期の道頓堀、心斎橋筋―
講 師:橋爪 節也 大阪大学総合学術博物館教授、大学院文学研究科兼任
内 容: 大正末昭和初期、第二次市域拡張で大阪市は日本最大の都市“大大阪”になった。
当時の都市型モダニズムの展開を、道頓堀の劇場やカフェ、心斎橋筋の百貨店などに
探るとともに、街を闊歩した画家やデザイナー、文学者にも触れて南地(ミナミ)の
文化芸術の広がりを概観する。

第7回:11月16日(月) 蓮台野と神楽岡―源頼光、土蜘蛛退治の舞台―
講 師:東島 誠 立命館大学文学部教授
内 容:
平安京のまわりには死者の眠る「野」や「岡」があり、源頼光・渡辺綱主従の土蜘蛛退治の
物語も、蓮台野で空飛ぶ髑髏を見たことに始まります。
髑髏を追って入った神楽岡の廃屋で待ち受けていたものとは……。
絵巻や文学を大胆に読み直し、葬地という舞台装置に迫ります。
 
第8回:11月30日(月) 北大阪―新時代における千里・梅田・新大阪の諸相―
講 師:堤 研二 大阪大学大学院文学研究科教授
内 容:
AIやビッグデータが活用される新時代「ソサエティ5.0」を迎える中、北大阪では
新しい動きが見られます。再生が進む千里ニュータウン、再開発される梅田界隈、
世界最大の都市圏「スーパー・メガリージョン」の玄関口となる新大阪など、
激変する北大阪地域の諸相を展望します。

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