COデザインカフェ ドキュメンタリー映画で学ぶ社会課題と惑星思考 vol.14 『すべての些細な事柄』
- 文化・芸術

COデザインカフェ「ドキュメンタリー映画で学ぶ社会課題と惑星思考 vol.14」。 映像作品(主にドキュメンタリー)を通して社会課題を惑星規模で捉えてみようという実験的な試みです。 今回鑑賞する作品は、『すべての些細な事柄』(監督:ニコラ・フェリベール、1996年)です。 社会課題とは何かを知りたい方、惑星思考を身につけたい方、ドキュメンタリーや映画に関心のある方はぜひ参加してください。
カテゴリ | 文化・芸術 |
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日時 |
2019年10月16日(水)
18時30分から21時10分まで
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会場 | 豊中キャンパス全学教育総合棟I 3階 341号室 COデザインスタジオ |
主催 | 大阪大学COデザインセンター |
問い合わせ先 |
大阪大学COデザインセンター 特任講師 山森裕毅 https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/co/2019/000738.php |
■ 申し込み不要、入退場自由、飲食可
■ カフェマスター:山森裕毅(COデザインセンター特任講師)
■ カフェマスターからのメッセージ:
私たちが被る苦しみのなかには、自分のせいでも誰かのせいでもなく、社会の構造や変化、歴史的経緯に由来するものがあります。たとえば貧困や難民問題、さまざまな差別の問題などです。そうした社会から被ることになる苦しみはSocial sufferingと呼ばれます。この企画では映画を通して、ソーシャル・サファリングの観点を学びたいと思います。苦しみの責任を自分や誰かに背負わせてしまう癖のついてしまった頭をほぐし、自分たちと社会のつながりを見つめ直す機会になれば幸いです。(山森裕毅)
今回の内容について:
しばしば精神病院は病気の治療の場ではなく、社会から患者を遠ざけるための収容(閉じ込め)の場とされてきました。そうした病院の在り方に反対して患者、スタッフ、病院に関わるすべての人たちがミーティングやクラブ活動などを通して回復を目指したり、人間同士のつながりを取り戻したり、共同生活をしていくことを試みたのが今回の舞台となるラボルド病院です。はたしてそこはどのような場所であり、どのようなことが行われているのでしょうか。ドキュメンタリーを通してその一端をのぞいてみたいと思います。
(今回の上映は科研費・若手研究「フェリックス・ガタリの「スキゾ分析」の理論、およびその臨床実践に関する研究」(研究代表者:山森裕毅)との共催です。)
■ プログラム:
18:30~ イントロ
18:40~ 上映(107分)
20:40~ 対話